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協力と裏切りの定義withハイパーインフレーション

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 ハイパーインフレーションのネタバレが多く含まれます。というか後半は読んでない方はわからないかもしれない。まだ読んでない方は2/17まで無料で全話読めるので読んできてください。常に読者の予想の上を行く知的な頭脳バトル漫画です。 汚いドクターストーン、ワールドトリガー、ゴールデンカムイ、デスノートとか言われてる [1話]ハイパーインフレーション - 住吉九 | 少年ジャンプ+ 今日はね、ハイパーインフレーションを読んで協力した上で思いっきり裏切るゲーム作りたい欲が再燃したので協力と裏切りの定義について考えていくよ。 協力の定義とその発生条件 ゲーム理論において、協力ゲームと非協力ゲームを分けるのは 拘束力のある合意 が可能であるか否か、とされている。 ゲーム理論 Wikipedia 拘束力のある合意の下で、互いにメリットのある行動をするのが「協力」と言えそう。 脅されて協力しなければ死ぬ場合、「やらなければ死ぬ」というのは拘束力になる。 死ぬというのは損だからである。 人はもっとも効率のいい行動をすると仮定すると、 「目標はもちろん、協力がその達成に最もいい手段である必要性」も拘束力といえる。 拘束力というのは「合意から外れることをすると効率が悪くなる」性質と言えそう。 裏切り 他人の期待や自分の予想などに反すること 裏切(うらぎる)とは? 意味や使い方 - コトバンク 双方が「拘束力のある合意」が得られたとする。 すると片方はもう片方が合意通りの行動をすることを「期待」したり「予想」したりする。 信頼(信じて頼りにする)すると言ってもいい。 それに反するということは、協力したうえで裏切りは合意から外れた行動をすること。といえるかもしれない。 しかし、合意から外れた行動をしてもそれが両方の利益になるなら裏切りとは言わないかもしれない。 信頼を「互いに利益になる行動をすると信じて頼む」と解釈すれば、合意には反するけど信頼には反さないなら裏切りにはならないかもしれない。 で、協力した上で裏切るためには「拘束力」を無効化する必要がある。 拘束力というのは「合意から外れることをすると効率が悪くなる」性質だから、 どちらにせよその行動のほうが効率が良くなる必要がある。 拘束力がより金が稼げることや信用を失わないことなら、それを捨てられうる状況